¥800/錠
「リベルサス」は、2021年2月に発売された新しい経口GLP-1受容体作動薬です。この薬は、セマグルチドという成分を主成分としています。医学誌「New England Journal of Medicine」によれば、セマグルチドを服用したグループでは、平均で14.9%の血糖値の減少と15.3kgの体重減少が記録されています。
この薬の主な効果は以下の通りです:
血糖値に応じてインスリンを分泌させ、急激な血糖値上昇を抑制します。
胃腸の動きを調整し、食欲を抑制します。
服用方法と効果については、朝の食事や水を飲む前に1日1回3mgを一定期間服用し、効果に応じて7mg、14mgと増やしていきます。効果が現れるまでには、通常1ヶ月から3ヵ月程度かかります。途中で服用を中止すると、リバウンドの可能性があるため、一定期間の継続が必要です。
この薬のメリットには以下が挙げられます:
血糖値の上昇に応じて作用するため、低血糖になりにくいです。
経口薬であるため、注射薬よりも服用が簡便で治療を継続しやすいです。
インスリン自体の分泌を促すものではないため、体重増加の心配が少ないです。
体内でより効果的に作用するため、分解されにくいです。
副作用・リスクについて:
副作用としては、吐き気、胸やけ、下痢などの胃腸障害が主に報告されていますが、内服を継続することでこれらの症状が緩和されることが一般的です。ただし、症状が辛い場合は医師に相談する必要があります。
服用に関する注意点としては、糖尿病治療中の方、甲状腺疾患や膵臓疾患のある方、重度の胃腸障害がある方、膵炎の既往歴のある方、妊娠中、授乳中、妊活中の方は服用できない可能性があることに留意する必要があります。
「リベルサスについて」
未承認医薬品等(異なる目的での使用)
リベルサスは医薬品医療機器等法において、2型糖尿病の効能・効果で承認されています。しかし当院で行っている肥満治療目的の使用については国内で承認されていません。
入手経路等
国内の医薬品卸業者より国内の承認薬を仕入れています。
国内の承認医薬品の有無
国内で肥満治療の効能・効果で承認されているGLP-1製剤はありません。
諸外国における安全性などに係る情報
GLP-1受容体作動薬の注射製剤が米国FDAで肥満治療薬として承認されています。
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11:00-20:00 | ー | ● | ● | ー | ● | ● | ● |
※初診の最終受付は18:00、再診は18:30まで
※点滴注射受付終了時間(一部を除き)初再診19:00まで