シミ取りレーザーの仕組みと種類を徹底解説|かさぶたができる・できない違いの基本
鏡を見て「このシミ、前より濃くなったかも…」と感じた瞬間、気持ちが沈んでしまうことってありますよね。
メイクで隠しても浮いてしまったり、写真に写るたび気になったり…。 そんなときに頼りになるのがシミ取りレーザー治療です。
最近は「痛みが少ない」「ダウンタイムが短い」など、日常生活に支障を出さずに行える機器も増えており、 お仕事や家事をしながら通う方も多くなっています。
シミ取りレーザーの基本原理|メラニンを狙って反応させる仕組み
シミ取りレーザーは、肌の中にあるメラニン色素だけに反応する特殊な光を当てることで、 シミの原因となる色素を細かく砕き、体の自然な代謝で少しずつ外に出していく仕組みです。
施術後すぐにシミが「消える」わけではなく、数日〜数週間かけて変化していきます。 この「少しずつ変わる」経過が、肌にとって無理のない自然なサイクルです。
照射した部位は一時的に赤みや黒みが強く見えることもありますが、 それは肌がきちんと反応している証拠。焦らず経過を見守ることが大切です。
ひと口に「シミ取りレーザー」と言っても、使う機器によって照射の仕方や反応が異なります。 ここでは主なタイプを簡単にご紹介します。
- ・ピコレーザー:とても短い時間で照射するタイプで、肌への負担を抑えながらメラニンを細かく砕きます。かさぶたができにくく、赤みも穏やかに落ち着くのが特徴です。
- ・QスイッチYAGレーザー:昔から広く使われている定番の機器。表皮にあるシミに反応しやすく、かさぶたができやすいタイプです。
- ・ルビーレーザー:深めのシミやあざにも対応できる波長を持ち、しっかりとした出力で照射するため、経過観察をしながら行います。
- ・レーザートーニング:弱い出力を繰り返して照射することで、肝斑やそばかすなどの広い範囲をやさしく整えます。ダウンタイムを最小限にしたい方に人気です。
どのレーザーが合うかは、シミの種類・深さ・肌質によって変わります。 同じ“シミ”でも原因は人それぞれなので、医師の診断を受けた上で、自分に合った方法を選ぶことが大切です。
シミの種類別に合うレーザーの選び方|失敗しないポイント
シミには「老人性色素斑」「そばかす」「肝斑」「ADM(あざの一種)」など、いくつかのタイプがあります。
例えば紫外線によるシミは表皮にあるため比較的反応しやすいですが、 肝斑やADMのように深い部分にある色素は、強い出力だと逆に悪化するリスクもあります。
そのため、診察時にシミの種類や肌の状態をしっかり見極めてくれるクリニックを選ぶことがとても大切です。 「どの機械が最新か」よりも、自分の肌に合った設定をしてもらえるかどうかが結果を左右します。
初めての方でも安心できるよう、最近はカウンセリングで画像診断を取り入れるクリニックも増えています。 納得した上で治療を受けることが、きれいな仕上がりへの第一歩です。
シミ取りレーザー後に「かさぶたにならない」これって失敗?それとも正常?
かさぶたができない=失敗とは限らない
シミ取りレーザーの後、「かさぶたができるのが普通」と思っている方は多いかもしれません。 しかし、最近ではかさぶたをほとんど作らずに治療できるレーザーも増えています。
たとえば、ピコレーザーなどの新しい機器は、従来よりも短い時間で照射し、 熱よりも衝撃波の力でメラニンを粉砕するため、表皮へのダメージが少ないのが特徴です。
そのため、「かさぶたにならない=反応していない」ではなく、 「肌を傷つけずにメラニンを壊している」ケースが多いのです。
また、シミの種類や深さによっても反応の仕方が異なります。 たとえば、肝斑やADM(後天性真皮メラノサイトーシス)のように肌の奥深くにあるシミは、 表面に変化が見えにくく、かさぶたができにくい経過をたどります。
つまり、かさぶたができない=失敗ではなく、 「あなたのシミに合った反応をしているだけ」の場合も多いのです。
黒いままでも正常なケースと注意が必要なケース
施術後、シミの部分が黒っぽく見えることがあります。 これは、レーザーがメラニンを壊したことで色素が一時的に浮き上がって見えるため。 多くの方が「シミが濃くなった」と感じますが、実はそれは正常な治療経過のひとつです。
時間の経過とともに、体の代謝でメラニンが排出されていくと、 黒い部分が少しずつ薄くなっていきます。
特にピコレーザーやトーニングなどでは、かさぶたができずに内部で反応しているため、 「黒いまま→だんだん薄くなる」という経過をたどることが多いのです。
もし照射後1〜2週間で大きな変化がなくても、 それは焦らずに肌が回復を進めている途中と考えてください。 経過を見守る期間も、治療の大切な一部です。
経過チェックリスト|正常・異常を見極める目安
「正常な反応なのか、異常なのか」を見極めるためには、 次のポイントを参考にして経過をチェックしてみましょう。
- ✅ 施術後1〜3日:軽い赤みやヒリヒリ感がある(通常の反応)
- ✅ 施術後3〜7日:黒っぽく見えるが、かさぶたは目立たない(問題なし)
- ✅ 施術後10日〜2週間:黒みが徐々に落ち着き、肌がなめらかに(正常な経過)
一方で、以下のような症状が出た場合は、早めにクリニックへ相談しましょう。
- ⚠ 強い痛みや腫れが続く
- ⚠ 黄色い液体や膿のような分泌物が出る
- ⚠ 赤みが1週間以上引かない・広がっている
これらは炎症や感染のサインである可能性があるため、自己判断せず医師の診察を受けることが大切です。
シミ取りレーザーは、施術後の経過を正しく理解し、丁寧にケアを続けることで、 より満足のいく仕上がりにつながります。
シミ取り後にかさぶたができない主な原因
レーザーの出力が弱すぎた場合
シミ取りレーザーは、照射する出力(パワー)を細かく調整して使います。 もしこの出力が弱すぎると、メラニンを壊す力が十分に届かず、 肌の表面にかさぶたを作るほどの反応が起きないことがあります。
その結果、目に見える変化が少なく「本当に効いているのかな?」と不安に感じてしまうかもしれません。 しかしこの場合でも、レーザーの光が内部でしっかり作用していることもあります。
医師が肌の状態を見て、あえて優しい出力に設定しているケースもあるため、 気になるときは施術を担当したクリニックに確認してみましょう。
レーザーの出力が強すぎた場合
一方で、出力が強すぎる場合も「かさぶたができない」ことがあります。 強いエネルギーで照射すると、シミの部分が一瞬で反応します。
そうすると、 メラニンを含む細胞がすぐに飛んでしまうため、 かさぶたを作る間もなく表面が黒っぽく焦げたように見えることがあるのです。
このような状態は決して失敗ではありませんが、 強い出力によって周囲の肌にもダメージが及ぶと、 一時的な色素沈着(レーザー後の“茶色っぽさ”)が出ることもあります。
出力の強弱は医師の判断で慎重に行う必要があるため、 次回以降は肌の反応を見ながら微調整してもらうのがおすすめです。
照射モードや波長設定が合っていなかった場合
レーザーには「波長」や「モード(照射の仕方)」が複数あり、 シミの種類や深さに合わせて選ぶ必要があります。 もしこの設定が合っていないと、シミの原因であるメラニンにうまく反応せず、 かさぶたができにくくなることがあります。
例えば、ピコレーザーには主に「ピコスポット」「ピコトーニング」「ピコフラクショナル」などの照射モードがあります。
・濃いシミやそばかす → ピコスポット
・肝斑やくすみ → ピコトーニング
・毛穴・小じわ → ピコフラクショナル
このように、目的に応じて使い分けるのが基本です。
そのため、たとえば肝斑に強い出力のスポット照射をしてしまうと、 炎症が悪化してしまうこともあるため、 治療を受ける際は「どのモードで照射するのか」をきちんと確認しておくと安心です。
かさぶたができにくいタイプのシミ(ADM・太田母斑・扁平母斑など)
シミの種類によっては、もともとかさぶたができにくいタイプもあります。 代表的なのは以下のような、真皮(肌の奥の層)にあるシミです。
- ・ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)
- ・太田母斑(おおたぼはん)
- ・扁平母斑(へんぺいぼはん)
- ・異所性蒙古斑(いしょせいもうこはん)
これらは肌の表面ではなく、深い層にメラニンが沈着しているため、 レーザーで照射しても表皮にかさぶたができにくいのが特徴です。 そのかわり、内部でゆっくりと反応が進み、数週間〜数ヶ月かけて徐々に薄くなっていきます。
「変化が少ない=効いていない」わけではないので、 焦らずに医師と一緒に経過を見守ることが大切です。
実は「薄い膜状のかさぶた」ができていたケースも
「かさぶたができなかった」と思っていても、 実際にはとても薄い膜のようなかさぶたができていた、というケースも少なくありません。
レーザー後のかさぶたは、怪我のように分厚いものではなく、 薄く茶色っぽい膜のようになっていることが多いです。 また、粒状に細かく点々とできる場合もあり、 メイクや保護テープで隠れてしまうと気づかないこともあります。
そのため、「かさぶたができなかった」と感じても、 実は自然に剥がれ落ちていたということも珍しくありません。
気になる場合は、施術を行ったクリニックで肌の写真を撮ってもらい、 経過を確認してもらうと安心です。
このように、「かさぶたができない」にはさまざまな原因があり、 ほとんどの場合は心配しなくても大丈夫です。
大切なのは、肌の反応を正しく理解し、必要に応じて医師と連携をとること。 そうすることで、より安全に、満足のいく結果につながります。
シミの種類によって異なる経過|かさぶたができやすいタイプとできにくいタイプの違い
表皮型のシミ(老人性色素斑・そばかす)はかさぶたができやすいタイプ
紫外線ダメージなどでできる老人性色素斑やそばかすは、 肌の表面(表皮)にメラニンがたまっているため、レーザーを当てると反応が表面に出やすく、 数日後に薄いかさぶたができることが多いです。
このかさぶたは、肌がメラニンを外へ押し出そうとする自然な反応。 焦って無理にはがさずに、自然に取れるのを待つのが大切です。 無理に触ると色素沈着や跡が残ることもあるため、 保湿をしながらやさしく見守りましょう。
真皮型のシミ(ADM・太田母斑)はかさぶたができにくいタイプ
ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)や太田母斑など、 真皮層(肌の奥)にメラニンが存在するタイプは、 表面ではなく内側で反応が起こるため、かさぶたができにくい傾向があります。
これらは肌の奥でゆっくりと反応していくため、 「変化が少ない」「黒いまま」という期間がしばらく続くことがあります。 でも、それはレーザーがきちんと働いていないのではなく、 肌の内側で静かにメラニンを処理している最中なのです。
このタイプは1回ではなく、複数回の治療を重ねることで 徐々に透明感が出てくるケースが多いため、焦らず続けることがポイントです。
肝斑・そばかすはトーニング治療で少しずつ薄くするのが効果的
肝斑はホルモンバランスや摩擦などが関係しているデリケートなシミです。 強い出力を当てると悪化してしまうことがあるため、 レーザートーニングのようにやさしい照射を回数を重ねて行う方法が一般的です。
この方法では、表面にかさぶたを作らず、肌全体のトーンを整えるように少しずつ変化していきます。
「劇的な変化」はないものの、周囲に気づかれにくく、日常生活に支障を出さずに続けられる点がメリットです。
シミの種類によって、最適なレーザーや経過の出方は本当に人それぞれ。 SNSや口コミで他の人の経過を見ても、比べすぎないようにしましょう。 あなたの肌には、あなたに合ったペースがあります。
シミ取りレーザー後の経過とダウンタイム|かさぶた・赤み・黒い期間の目安
施術当日〜3日目|赤み・ヒリヒリ感が出やすい初期反応
照射直後は、軽い赤みやヒリヒリ感、ほてりを感じることがあります。 これは、レーザーによる刺激で肌が一時的に敏感になっているためです。
ほとんどの場合は数時間〜翌日には落ち着き、冷やすことで和らぎます。
この時期は、肌のバリア機能が低下しているため、 洗顔はぬるま湯でやさしく、タオルでこすらないようにしましょう。 保湿とUVケアをしっかり行うことが何より大切です。
3〜10日目|薄い膜やかさぶたができ始める時期
表皮型のシミでは、3〜5日ほどでうっすらと薄い膜状のかさぶたが見えてくることがあります。 この段階では「黒いシミが濃くなったように見える」ことも多いですが、それは正常な反応です。
かさぶたは自然に剥がれるまで触らないようにし、保護テープやワセリンなどで保湿を続けましょう。 無理にはがしてしまうと、色素沈着や赤みが長引く原因になります。
10〜14日目|かさぶたが自然に剥がれ、新しい皮膚が再生する時期
この頃になると、かさぶたが自然に剥がれ始め、 下から新しいピンク色の皮膚があらわれます。 この段階ではまだ肌がとてもデリケートなので、 紫外線や摩擦を避けるように気をつけましょう。
外出時は日焼け止めだけでなく、マスクや帽子などの物理的なカバーも有効です。 また、メイクを再開するときは刺激の少ないミネラル系ファンデーションなどを選ぶと安心です。
1ヶ月以降|炎症後色素沈着(戻りシミ)が出ることもある
施術から1ヶ月ほど経つと、肌の見た目は落ち着いてきます。 ただし、まれに炎症後色素沈着(PIH)が起こり、 シミが一時的に濃く見えることがあります。
この「戻りシミ」は、肌が紫外線や刺激から自分を守ろうとして メラニンを多く作り出す一時的な反応で、ほとんどの場合は時間の経過とともに落ち着きます。
目安としては2〜3ヶ月ほどで自然に薄くなるケースが多いです。 医師の判断で、美白クリームや内服のサポートを行うこともあります。
大切なのは、「焦らずに経過を見守ること」。 シミ取りレーザーは即効性よりも、肌の再生力と代謝に合わせてゆっくりと変化していく治療です。 時間を味方につける気持ちで過ごしていきましょう。
シミ取りレーザー後の炎症後色素沈着とは?戻りシミとの違いと見分け方
炎症後色素沈着が起こる原因と特徴
レーザー照射によって一時的に炎症が起きると、 肌を守るためにメラノサイト(メラニンを作る細胞)が活発に働き、 その部分が茶色っぽく見えることがあります。
この反応は「肌が再生している途中」であり、 傷が治るときにかさぶたができるのと同じような自然な流れです。 特に、紫外線を浴びたり、摩擦で刺激を与えてしまうと、 炎症後色素沈着が強く出る傾向があります。
シミと炎症後色素沈着の違い|見た目と経過で見分けるポイント
見た目が似ているため混同しやすいですが、 以下のような特徴で区別できます。
- ・炎症後色素沈着:施術から1〜4週間後に現れ、徐々に薄くなる。触ると平らでツヤがある。
- ・シミ(再発):3ヶ月以上たっても変化がなく、形がはっきりしてくる。濃さが増す場合も。
つまり、炎症後色素沈着は「一時的な反応」で、 時間とともに自然に落ち着いていくケースが多いです。 焦らずに様子を見ながら、医師の指示に従ってケアを続けていきましょう。
炎症後色素沈着は自然に薄くなる?期間とケアの目安
炎症後色素沈着は、一般的に2〜3ヶ月ほどで落ち着くことが多いですが、 肌のターンオーバー(再生サイクル)や紫外線対策の有無によって個人差があります。
この時期に大切なのは、「刺激を与えないこと」と「紫外線を防ぐこと」。 摩擦を避け、やさしい洗顔と十分な保湿を心がけましょう。 また、日中は日焼け止めをこまめに塗り直し、帽子や日傘でしっかりガードすることも大切です。
医師の判断で、必要に応じてトラネキサム酸やビタミンC、ハイドロキノン配合の外用薬を使う場合もありますが、 自己判断で市販薬を塗るのは避けましょう。 肌の状態を見ながら適切なケアを選ぶことが、回復を早めるポイントです。
炎症後色素沈着を悪化させないための注意点
- ・かさぶたや黒い部分を無理にこすらない
- ・日焼け止めは外出しない日でも塗る
- ・美白コスメの使いすぎに注意(刺激になることも)
- ・睡眠不足やストレスも色素沈着を長引かせる原因に
炎症後色素沈着は「失敗」ではなく、肌が回復しているサイン。 時間はかかりますが、正しいケアで少しずつ落ち着いていきます。
不安なときは、無理に自己ケアでカバーしようとせず、 施術を受けたクリニックで経過を見てもらうのがおすすめです。
シミ取りレーザー後にかさぶたができないときの正しい対処法
自己判断せず、まずは医師に経過を相談
まず一番大切なのは、自己判断で対応しないこと。 「効いていないのかも」と感じても、出力設定やシミの深さによっては、 かさぶたができないのが“正しい反応”である場合もあります。
もし1〜2週間経っても変化が見られない、 または黒みが強くなって心配なときは、 施術を受けたクリニックに経過チェックをお願いしましょう。
写真を撮って見せたり、受けたレーザーの種類や出力を確認すると、 医師が「反応が正常か」「次回の出力を上げたほうがいいか」を判断してくれます。 この一手間で、治療の精度がぐっと上がります。
出力不足や設定のズレが原因なら再照射・調整を検討
かさぶたができない原因が「出力不足」や「設定のズレ」だった場合、 医師の判断で再照射や設定の調整を行うことがあります。
「1回で消えなかった」とがっかりする方もいますが、 シミの種類や肌の深さによっては、 数回に分けて少しずつ照射したほうがきれいに仕上がることも多いです。
レーザーは、いわば“肌のペースに合わせた治療”。 焦って強い出力を当てるよりも、 安全に回数を重ねることで色素沈着のリスクを減らし、 より自然な肌のトーンに整えていくことができます。
正常な経過かどうかを見極め、自然回復を待つケースもある
かさぶたがなくても、黒みが少しずつ薄くなっている・赤みが落ち着いてきている場合は、 肌がきちんと回復している途中のサインです。 このときは再照射を急がず、まずは経過観察を続けましょう。
経過を見守る期間中は、 紫外線対策・保湿・刺激を避けるスキンケアを徹底することが大切です。
とくに紫外線は、炎症後色素沈着を長引かせる最大の原因。 「室内だから平気」と油断せず、朝のスキンケアの仕上げに日焼け止めを塗る習慣をつけましょう。
また、かゆみが出ても触らないことも重要です。 肌が再生している過程でかゆみを感じるのは自然なことですが、 かく・こする行為は新しい皮膚を傷つける原因になります。 我慢できない場合は、冷やしたタオルを軽く当てる程度にとどめましょう。
シミ取りレーザーは、施術直後よりも「その後の過ごし方」が仕上がりを左右します。 医師と相談しながら、あなたの肌のペースを大切にケアを続けていきましょう。
シミ取りレーザー後の正しいアフターケア方法
洗顔・クレンジングは刺激を与えずやさしく行う
レーザー照射後の肌はとてもデリケートな状態です。 ゴシゴシ洗うと刺激になってしまうため、 洗顔はぬるま湯+低刺激の洗顔料でやさしく行いましょう。
- ・泡をたっぷり立てて、手のひらでこすらずに洗う
- ・熱いお湯は避ける(乾燥や赤みの原因に)
- ・タオルで拭くときは“押さえるように”水分を取る
クレンジングはオイルタイプよりも、 ミルクやジェルなどの摩擦が少ないタイプがおすすめです。 メイクは施術部位を避けて、肌が落ち着くまではナチュラルに過ごしましょう。
保湿ケアを徹底して乾燥と炎症を防ぐ
レーザー後は肌のバリア機能が一時的に低下します。 そのため、保湿は最優先のケアです。 乾燥すると赤みやかゆみが出やすくなるだけでなく、 色素沈着が長引く原因にもつながります。
ワセリンや敏感肌用の保湿クリームで、 照射部位をしっかり保護しましょう。 特にお風呂上がりや洗顔後の“10分以内”が保湿のゴールデンタイムです。
化粧水→乳液→クリームの順に、やさしくハンドプレスでなじませてください。
紫外線対策を24時間徹底し、色素沈着を予防する
レーザー後の肌は紫外線の影響を受けやすく、 紫外線が炎症後色素沈着を悪化させる最大の原因と言われています。 季節に関係なく、日中は必ず日焼け止めを使用しましょう。
- ・SPF30以上、PA+++程度の低刺激タイプがおすすめ
- ・2〜3時間おきにこまめに塗り直す
- ・外出時は日傘・帽子・サングラスも活用
紫外線は曇りの日や室内の窓際でも降り注いでいます。 「外に出ない日でも日焼け止め」は、美肌を守るための習慣です。
保護テープと軟膏の正しい使い方を守って肌を保護する
クリニックによっては、施術後に保護テープや軟膏が処方されます。 これは傷ついた皮膚を守り、細菌の侵入を防ぐための大切なステップです。
テープは無理にはがさず、自然に取れてきたら交換します。 軟膏は1日2〜3回、清潔な手で薄く塗り広げましょう。 塗りすぎると毛穴をふさいでしまうことがあるので、 “うっすらツヤが出る程度”を目安にするのがポイントです。
正しいアフターケアを続けることで、 レーザー後の赤みや炎症を最小限に抑え、 より均一でなめらかな肌へ導くことができます。
シミ取りレーザーの成功のカギは、 施術後1〜2週間の過ごし方。 「照射した日よりも、次の日からのケアが本番」だと思って取り組みましょう。
シミ取りレーザー後の炎症後色素沈着を防ぐ生活習慣と予防ケアのコツ
ビタミンC・E・トラネキサム酸でメラニン生成を内側から抑える
体の内側からのケアもとても大切です。 シミや色素沈着を防ぐには、メラニンの生成を抑える栄養素を意識的に摂ると効果的です。
- ・ビタミンC:メラニンの生成を抑え、抗酸化作用で肌を守る。
- ・ビタミンE:血行を促進してターンオーバーを整える。
- ・トラネキサム酸:炎症を抑え、肝斑やくすみにも有用。
サプリや内服でのサポートもありますが、まずは日々の食事から。 レモン・キウイ・ブロッコリー・アーモンドなどを意識的に取り入れると良いでしょう。 ただし、医師の指導なしで過剰に摂るのは避けてくださいね。
良質な睡眠でターンオーバーを整え、肌再生を促す
肌の再生(ターンオーバー)は睡眠中に最も活発になります。 寝不足が続くと新しい皮膚がうまく作られず、メラニンが残りやすくなることも。
理想は1日7時間前後、できれば22時〜2時の“肌のゴールデンタイム”に眠るのがおすすめです。
また、ストレスやホルモンバランスの乱れもシミを悪化させる要因になるため、 睡眠の質を整えることが肌ケアの第一歩です。
ストレスを溜めない生活で炎症後色素沈着を防ぐ
ストレスがたまると、体内でコルチゾールというホルモンが増え、 メラニンの生成を促してしまうといわれています。 また、ストレスは血流を悪くしてターンオーバーを乱すため、 せっかくのレーザー効果を妨げることにも。
無理に何かを頑張るよりも、少しのリラックス習慣を取り入れてみましょう。
- ・お風呂にゆっくり浸かる
- ・深呼吸を数回してリセットする
- ・寝る前のスマホ時間を減らす
これだけでも肌の回復力が上がり、シミの“戻り”を防ぐサポートになります。 心と体をいたわることは、美肌づくりの一番の近道です。
炎症後色素沈着を防ぐためには、外側のケアだけでなく、 生活全体を“肌にやさしいモード”に切り替えることが大切。 小さな積み重ねが、透き通るような肌づくりにつながっていきます。
失敗しないシミ取りレーザークリニックの選び方|信頼できる医師とサポート体制を見極めるポイント
医師の経験とレーザー機器の種類を確認して信頼性を見極める
まず大切なのは、施術を担当する医師の経験と、導入しているレーザー機器の種類。 「シミ取りレーザー」と一言でいっても、ピコレーザー、YAGレーザー、ルビーレーザーなど、 それぞれ得意とするシミの種類や深さが異なります。
経験豊富な医師であれば、シミの見極め(鑑別診断)を行った上で、 あなたの肌に合ったレーザーの種類や照射設定を提案してくれます。
カウンセリングで「どんな機器を使うのか」「なぜそのレーザーを選ぶのか」を 丁寧に説明してくれるかどうかが、信頼できるクリニックの見分け方です。
カウンセリングとアフターケアが丁寧なクリニックを選ぶ
初めてのシミ取りは、どうしても不安がつきもの。 だからこそ、カウンセリングの丁寧さとアフターケア体制がとても重要です。
たとえば以下のようなクリニックは信頼できます。
- ・施術前にシミの種類やリスクをしっかり説明してくれる
- ・経過チェックや再照射の相談がしやすい
- ・アフターケア用の軟膏や保護テープを提供してくれる
逆に、カウンセリング時間が短かったり、「すぐに照射しましょう」と急かすような対応をするところは注意が必要です。 肌の状態をきちんと見ずに照射すると、炎症や色素沈着のリスクが高くなることがあります。
通いやすさとフォロー体制が整っているかをチェックする
シミ取りレーザーは1回で完了するケースもあれば、数回通う必要がある場合もあります。 そのため、通いやすい立地や、予約の取りやすさも大切なポイントです。
さらに、施術後のフォロー体制が整っているかも確認しましょう。 施術後の肌トラブルや経過の不安に対して、すぐに相談できるクリニックは安心です。
最近ではLINEやメールでの経過相談を受け付けているクリニックもあります。 「通いやすい」「相談しやすい」ことは、安心して治療を続けるための大切な条件です。
シミ取りは“誰が当てるか”よりも、“どんな方針で寄り添ってくれるか”が結果を左右します。 あなたの肌のことを一緒に考えてくれるクリニックを選びましょう。
まとめ|シミ取りレーザー後にかさぶたができないのは失敗ではなく正常な経過です
シミ取りレーザー後に「かさぶたができない」と感じても、ほとんどは正常な経過です。
レーザーの種類やシミの深さによって反応は異なり、ピコレーザーでは表面変化が少ないこともあります。焦らず、紫外線対策と保湿を丁寧に続けることが美しい仕上がりへの近道です。
もし経過に不安があれば、自己判断せず医師に相談しましょう。